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初メジャータイトルへ体力強化の効果アリ　吉田優利は巨大バンカーを警戒「攻めと守りをしっかりと」

＜日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯　事前情報◇7日◇静ヒルズカントリークラブ（茨城県）◇6680ヤード・パー72＞
前週の「ゴルフ5レディス」でツアー通算2勝目を挙げた吉田優利。優勝翌週も火曜日から練習ラウンドを行うなど精力的に調整した。
初優勝を挙げた7月の「楽天スーパーレディース」は翌週が東京五輪女子ゴルフ開催のため国内ツアーは空き週に。吉田にとっては優勝翌週の試合は初めてとなるが「体力的には問題ないですね。3日間終わった翌日の練習もいけました」とサラリ。練習の量と質を向上させるため、今年から意欲的に取り組んでいるトレーニングの成果をここでも実感した。
この日はアウトコース9ホールを、同じ辻村明志コーチに師事する上田桃子、小祝さくらとともにチェック。「ラフも長かったですし、コースも難しく仕上がっている。4日間マネジメントをしっかりしていきたい」とメジャーらしいセッティングだと警戒する。
特にポイントに挙げたのが6番ホール。565ヤードという距離もさることながら、グリーンまで127ヤードの位置からグリーンギリギリ手前までコースの真ん中にバンカーが口を開けており、2打目からどこに置くかを考えさせられるパー5だ。「攻めと守りをしっかりとしたい。カギになるホールだと思う」。どちらのフェアウェイに置くのか、残り距離をどうするのか。しっかりとした狙い、決断力が求められる。
それだけに、前週はそこまでとは言えなかったショットの状態が上がってきたのは好材料。「まだ全部しっくりとはきていませんが、少しよくなってきました。コーチに近くに来てもらっているので、話し合いながらさらに調整していきたいです」。自身初の2週連続、そして初めてのメジャータイトル獲得へ。残り1日でさらにギアを上げていく。（文・秋田義和）
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