<ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ 2日目◇28日◇ボカ・リオGC(米フロリダ州)◇6701ヤード・パー72>
米国女子ツアー通算41勝、うちメジャー大会7勝を誇る47歳の“レジェンド”カリー・ウェブ(オーストラリア)が2バーディ・2ボギーの「72」で2日目を終え、トータル1アンダー・38位タイで予選を突破。2019年7月の「ドウ・グレート・レイクス・ベイ招待」以来3年ぶりとなる決勝ラウンド進出を決めた。
これでストロークプレーの公式大会で予選通過したのは436回目。クリスティー・カー(米国)の474回、カトリオナ・マシュー(スコットランド)の442回に続く3位にランクインしている。
20年には3試合に出場するも、すべて予選落ちという結果に終わった。21年は「移動の制約があるなかで、なかなか出たいという気持ちにはなれなかった」と新型コロナウイルスの影響もツアーから離れる大きな理由となっていた。
23年間住む地元・フロリダで、20年11月の「ペリカン女子選手権」以来の久々のツアー出場だったが、同組のメンバーに恵まれた。2週前に開催された“カリー・ウェブ・カップ”と名が付いている「オーストラリアWPGA選手権」を制した同郷のスヒョン・オーと、ウェブとともに世界ゴルフ殿堂入りを果たしているインビー・パーク(韓国)だ。
「スヒョンが12歳のときから知っている。明日の夜ディナーに連れていってくれるっていうからご褒美にいいお店を探さないとね」とプレー中の会話も弾み、気分は上機嫌。さらに、「インビーとプレーするのが大好きだし、彼女のキャディもオーストラリア人で楽しかった」と「最高にクール」なグルーピングが、ウェブの予選突破の力になった。
トータル5アンダーで10位タイに付けているスヒョンも「もしかしてコネを利用した?(笑)」と冗談を交えつつ、「一緒にラウンドできてよかった」とウェブとのラウンドを楽しんだ。
週末は厳しい寒さが予想されているが、「悪天候の中でも週末プレーできるんだから」と気持ちは前向き。久々の決勝ラウンドにワクワクが止まらない。
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