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ウィル・ザラトリスがコロナ陽性　今週のプロアマ大会欠場へ

前週の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」でルーク・リスト（米国）にプレーオフ1ホール目で敗れたウィル・ザラトリス（米国）が、新型コロナウイルスで陽性となった。これにより現地時間3日開幕の「AT＆Tペブルビーチ・プロアマ」（米カリフォルニア州）を欠場する。
土曜日が最終日となった先週の大会では、72ホール目の18番パー5で2メートル半のバーディバットを決められず、トータル15アンダーで並んだリストとともにツアー初優勝をかけたプレーオフを戦った。そこでもザラトリスは4メートルのバーディパットを外し、悲願はおあずけとなった。
昨年の「マスターズ」では松山英樹に続く2位。先週もあと一歩優勝には届かず「このツアーで勝つことは本当に大変だ」と悔しさをにじませたが、「戦いに悔いはない。この勢いを次週につなげたい」と25歳は気持ちを切り替えていた。しかし今回の陽性反応検出で、ツアー初優勝は次戦以降に持ち越しとなった。
前週2位で世界ランキングは36位から29位にジャンプアップ。次週の「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」（10〜13日、アリゾナ州）への出場は未定だが、2週後の「ジェネシス招待」（16〜20日、カリフォルニア州）への出場は予定されている。
今週はザラトリスに代わりグレッグ・チャーマーズ（オーストラリア）が出場。またジョン・ハー（米国）も欠場となり、トミー・ゲイニー（米国）に出番が回ることが決まった。（文・武川玲子＝米国在住）
<ゴルフ情報ALBA.Net>