青木瀬令奈を平均パット1位に導いた“宮里流” 1つのアドバイスでショートパットが大幅改善【翔太のスタッツ大予想】

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青木瀬令奈を平均パット1位に導いた“宮里流” 1つのアドバイスでショートパットが大幅改善【翔太のスタッツ大予想】

国内女子ツアーの新シーズン開幕まで、あと2週間を切った。そこで2020-21年シーズンの数字を参考にしながら、色々なスタッツで注目すべき選手を紹介。今季産休明けから復帰する大西葵の兄で、青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏に今季の女子ツアーの行方を予想してもらった。今回は平均パット。
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手前みそな部分もありますが、昨シーズン1ラウンド当たりの平均パット数で僕がコーチをする青木さんが1位となりました。今回はその要因についてお話したいと思います。
実は平均パット数が良くなったのは、たった1つのあることを変えたからなんです。それは宮里優作さんや藍さんのお父様である優さんから、開幕前に言われたことがきっかけでした。
「シャフトと左腕が一直線になるように握ってくれ」
優さんは青木さんのアドレスでトゥが上がって見えていたそうです。そのアドレスだと、当たり負けをすると言われました。これ以外はほとんど変えていません。実はこのことは、藍さんにずっと言っていたことだそうです。
そのアドバイスをもらってから出球がそろうようになり、きわどいショートパットが入るようになりました。ヘッドがボールに当たり負けしないことで、多少打点がずれても思った通りの球がでるようになったことが大きいですね。
こんな相乗効果もありました。このアドレスにしてからパットが入るようになったことで“自信”が生まれて、ショットを打つ時に「ピンに寄せなきゃ」という余計なプレッシャーがなくなりました。パターがいいからある程度でいいだろう。そんな気持ちが余計な力みを除いてくれて、マネジメントもしやすくなりました。だからこそ、4年ぶりの優勝をすることができたのだと思います。
その結果が1ラウンド当たりの平均パット数1位だったと思います。ただ、パーオンホールでは5位(1.7762)と前シーズンの22位(1.8144)からは大きく改善されたものの、まだまだだと思っています。今季は両方でトップを獲れるように細かい調整をしていきますので、そのあたりにも注目してもらえるとありがたいです。
【20-21年平均パット数(1ラウンド当たり)トップ10】
1位:青木瀬令奈 28.4737
2位:勝みなみ 28.6667
3位:古江彩佳 28.8792
4位:森田遥 28.9218
5位:鈴木愛 28.9283
6位:柏原明日架 28.9421
7位:吉田優利 28.9759
8位:西村優菜 29.1223
9位:上田桃子 29.2884
10位:田辺ひかり 29.3279
【20-21年平均パット数(パーオンホール)トップ10】
1位:古江彩佳 1.755
2位:稲見萌寧 1.7666
3位:勝みなみ 1.7709
4位:鈴木愛 1.7725
5位:青木瀬令奈 1.7762
6位:西村優菜 1.7776
7位:吉田優利 1.7811
8位:小祝さくら 1.7874
9位:全美貞 1.7887
10位:森田遥 1.7927
解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。16年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。21年には澁澤莉絵留ともコーチ契約を結んだ。プロゴルファーの大西葵は実の妹。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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