<アクサレディス 初日◇25日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6546ヤード・パー72>
昨季の賞金女王がその強さを取り戻してきた。稲見萌寧は4バーディ・ボギーなしの「68」をマーク。4アンダー・7位タイで初日を終えた。
1番ホールからスタートした稲見は、2番、8番、10番、14番と順調にバーディを積み重ねた。開幕戦初日は「73」、2戦目初日は「72」とアンダースコアを出すことができす、先週は体調不良によって途中棄権。「今年に入ってから調子が良くなかったので、スコア的にはそこそこだけど、60台を出せてよかった」とまずは上位のすべり出しに安どの表情をみせた。
ボギーなしのプレーとはいえ、「ショットの調子が悪くて、背中に痛みがあったりと体もうまくいっていない」と開幕戦から気にしているショットの精度や腰の痛みには、まだまだ不安が残っている。普段からあまりフルショットはしていないというが、「うまく(体が)動かないから、振り切れていない」と満足のいくプレーができず、もどかしさも感じられる。
それでも「アプローチもそこそこ。でもパターは微妙だなっていうところが決められた」と昨シーズン平均パット数(パーオンホール)全体2位にまでなった力を発揮。なんとか耐えるゴルフで、上々のスタートダッシュを切ることができた。
「天気予報はまだ見ていない」というが、あす大会2日目は雨予報。先週の鹿児島戦でも初日に大雨が降り、気温も低く、体調不良のさらなる悪化を懸念して、棄権の選択肢を取った。「うまく当たっていないぶん、雨による影響も大きくなると思う。なるべく修正したい」。ショット、体のコンディションそれぞれの調整・ケアを重ね、この勢いそのままにあす以降もスコアをさらに伸ばしていきたい。
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