<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2日目◇20日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)、西コース(6544ヤード・パー70)>
国内男子ツアー初のプロアマ形式「ゴルフパートナーPRO-AM」の第2ラウンドが行われ、東コースをラウンドした小田孔明が1イーグル・4バーディ・1ボギーの「65」と伸ばしてトータル10アンダー。首位と6打差の6位タイで週末を迎える。
この2日間はティショットが安定している。「今日は林に入ったのは1カ所ぐらいで、ティショットがそこそこ真っすぐ行ってくれました。この2日間は曲がらないから普通にゴルフができています」。予選ラウンドのフェアウェイキープ率は70.370%と出場選手中4位。そしてパーオン率は83.333%で3位。5月に入ってからアイアンショットの調子が上向いていたが、ティショットと2打目以降がかみ合って、しっかりとチャンスメイクできている。
ティショットが好調の要因はシャフトの変更が大きい。「先週、薗田(峻輔)のドライバーを打たせてもらったらめちゃくちゃよかった」。グラファイトデザイン『ツアーAD UB』の46インチのドライバーに好感触。小田はこれまで45.75インチを使用していたが、薗田仕様をマネして46インチと長くした。
シャフトを長くすると飛距離アップが目的のイメージがあるが、小田が求めたのは安定感。「最近、(切り返しで)打ち急いで曲がっていました。長いモノをゆっくり振ることで打ち急ぎを防いでいます。伸ばしたのは0.25インチだけですけど、最初は相当長く感じましたが、慣れてきたらいい感じです」。
ショットの安定感が増しただけでなく、運も味方にしている。9番パー5はバンカーからの3打目をカップイン。「グリーンに1バウンドしたボールが竿に当たって1回入ったと思ったら飛び出して、そしてグリーンに落ちたボールにスピンがかかっていたみたいで、カップに入ったんです」。まるでゲームのような入り方でイーグル。最終18番も15メートルのバーディパットを沈めた。「毎日5アンダーが目標です。4日間で20アンダー行きたい」と2日間は目標どおり「65」をマークしている。
賞金王を獲得した2014年以来、優勝から遠ざかっているが残り2日も目標のスコアを目指しつつ、8年ぶりの美酒を視野に入れる。(文・小高拓)
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