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ジャンボ尾崎が自暴自棄の時期を乗り越え今季初バーディ 「前向きになりかけている」

＜日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 初日◇31日◇宍戸ヒルズカントリークラブ（7,384ヤード・パー71）＞
ジャンボこと尾崎将司が、今季ツアー3試合目にして初のバーディを奪取。しかも、バーディを奪ったのは宍戸ヒルズカントリークラブの難関ホール、17番だ。
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初日に17番でバーディを奪ったのは出場129人中18人。ホール難易度で見れば4位の難しさ。「俺だってバーディ獲れるんだから、どれだけ他の人間に可能性があるかだよ」と豪快に笑ってみせた。首位とは10打差の6オーバー・119位タイだが、表情は今までになく明るい。
今年の2月に背中右側の肉離れを起こし、そこから満足に練習できない日々が続いた。「あまりにも痛かったときはちょっと自暴自棄になっていた。自分に意欲がなくなって、何もできないんだから」と苦しい時期を経て、徐々に回復の兆しが見えてきた。
「2月、3月のブランクがまだ後を引いているから、クラブを振る力がちょっと足りない。でも、もう痛くなくなったから、これからは少し前向きにやっていこうとは思っている」。この日は1バーディ・7ボギーの「77」でホールアウト。今季の初日の中では一番のスコアに表情も明るい。
次は7月の「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」へも参戦する予定。「ちょっと前向きになりかけているから。もっといいプレーを見せられるように」といいながらも、最後は「（記者に）いい記事のネタをあげたいんだけど、ないんだよ！」と、湿っぽさを振り切るように豪快なセリフで締めくくった。（文・谷口愛純）
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