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有村智恵が涙の優勝後初の実戦 6年ぶりVが変えた心境の変化は？

＜大東建託・いい部屋ネットレディス 事前情報◇25日◇鳴沢ゴルフ倶楽部（6,685ヤード・パー72）＞

2試合前の「サマンサタバサガールズコレクションレディース」で、2012年以来のツアー優勝を遂げた有村智恵。6年ぶりの優勝を携え、心持ち新たに次なる戦いに挑む。
【写真】前夜祭では同級生とドレス姿で仲良く2ショット
最終日に「66」を叩きだし逆転で掴んだ栄冠に、「長く苦しい日々がやっと終わった」と涙を流した有村。もともとオフとしていた先週は、「ありがたいことに前週での優勝だったので、急遽いろいろな方に優勝のご報告に行かせて頂いて、応援してくださった方々と改めて喜びを分かち合えた。すごくいい1週間でした」と、久々の勝利をゆっくりと時間をかけてかみしめた。

しかし、もちろん喜ぶだけでは終わらない。「正直、自分のゴルフに納得がいっていたかといえば、そうではない。特にパッティング面では、最終日も短いものしか決められていなかったので、長いものが入れば、もっと常に上にいられる」と、前に前にと進んでいる。

心の面での変化もあった。「“変なゴルフをしちゃいけない”という、今までと違ったプレッシャーがあると思っています。その中でもしっかりゴルフができるように頑張りたい」。苦戦した時期をようやく乗り越えて、今は心地よい重圧を背負っている。

復活優勝を遂げてから、1試合あけて初の実戦。09年はシーズン5勝、11年、12年はそれぞれ3勝とこれまで何度も年間複数回優勝を挙げてきた30歳。今季ももう一旗も二旗も挙げて、“強い有村”の完全復活といきたい。（文・谷口愛純）

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