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マーク金井の試打職人

【ミズノST200X/ST200】何がどう違う?ミズノST200シリーズのドライバーを徹底比較!<スッパ抜き試打!>

ST200Xのほうがヘッドが大きくST200は上級者向け? 

今回の試打職人はミズノのドライバー、ST200とST200Xです。ゴルフボールにもノーマルとXというのがあります。ソールを見るとわかりますが、ST200Xのほうがヘッドが大きいです。シャフトが軽くて、ワッグルすると結構しなります。

それに対してST200はヘッドが少しコンパクトで、フェースが少しディープです。何が違うかというと、シャフトの色が違いますが、色だけではありません。ワッグルするとST200は明らかにシャフトがしっかりしています。クラブの長さはあまり変わりませんが、ST200X のほうがわずかに長いです(ST200:45.50インチ、ST200X:45.75インチ)。ソールの色も違いますね、ST200Xはバックフェースにシルバーが使われています。ST200はブラックで上級者、ハードヒッター向けのイメージが出ています。

 

 

★ミズノ ST200X ドライバー 10.5° MFUSION D44(SR)★

ST200Xのほうから打ってみたいと思います。シャフトはけっこう軟らかいです。フレックスはSR、長さは45.75インチと今の基準からすると少し長めです。アドレスをするとフェースがきれいに目標を向いてくれます。リアルロフトは書いてある数字どおりではなくモデルによって異なりますが、ST200Xはやさしくしてあるのかリアルロフトが少し多めです。高弾道がイメージできます。ワッグルすると真ん中くらいまでがしっかりしていて、先がよく動きます。いわゆる先中調子といわれるシャフトです。なるほど、けっこうしなりますね。

ちょっとヘッドスピード遅めで打ってみます。しなる!先がしなる。ヘッドスピード42.3m/sでスピンは2530rpmと割と少な目です。247.7ヤード。クラウンがカーボン、フェースがチタンですが、カーボンがかなり効いているんでしょうね、打感がかなり柔らかい。複合ヘッドというのがすぐにわかる音ですね。SRシャフトはヘッドスピード42~43m/sくらいで打ちたいですね。もう一回打ちます。うん、球捉えがいい。ヘッドスピード42.2m/sで245.6ヤード。弾道が安定しています。これ以上ヘッドスピードを速く打つとヘッドがついてこない感覚があるくらいしなりが大きいです。ダフリました!これはけっこう相性が合う合わないありそうです。しなりをすごく感じます。もう一回打ちます。いい感じです。フェースのセンターより少し先目で当たっているんですけど、いい感じで打つと約2500回転です。もっとスピンが少ないほうが飛ぶといわれていますけど、やはりキャリーを出すためには2500回転前後は非常にいい感じです。

先端からヘッド側のしなりがかなり大きいです。自分で振るというより、シャフトに任せて振ってあげる感じです。叩きに行くとシャフトとのマッチングでうまくヒットしづらくなります。先端からヘッド側のしなりがかなり大きいので、ヘッドが重く感じます。実際のヘッド重量ではなく、しなってヘッドが遅れた状態、いわゆるタメができる。シャフトがタメを作ってくれる。シャフトに任せて振るというのがST200Xの特徴です。

弾道を見て思ったのが、直進性が高いです。インパクトでフェースが向いたとおりに、素直にボールが飛んでいきます。慣性モーメントが大きいヘッドならではの打球の安定感があります。

 

 

 

★ミズノ ST200 ドライバー 9.5° Tour AD GM-200 D-55 (S)★

ST200は持った瞬間に、しっかり叩けと訴えてくるドライバーですので、ヘッドスピード43~44m/sくらいで打ってみます。上級者は構えたときにフェースが左に向くクラブを嫌います。まっすぐか、少し開くのを好みます。ST200は調整機能がありますがスタンダードなポジションだと、ST200Xに比べるとアドレスしたときに少しフェースが開いています。僕は持ち球がストレートからフェードなので、少し右に出そうな感じがします。打ってみます。いい感じですね。ほんの少し右に出ました。ST200はヘッドスピードが速い人向けに作られているだけあって、ST200Xよりスピン量が決定的に少ないです。叩けるクラブですね。

もう一回打ちます。スピンが少ない!1820rpmです。ST200はまずシャフトが叩けるシャフトです。ヘッドスピードを上げたほうが強く当たってくれます。軽く打つというクラブではないですね。クラブが叩けと言ってきますので、頑張って叩いてみます。

おお~!厳しいトラックマンで259ヤード。ヘッドスピード43m/sで、だいたい女子プロのヘッドスピードくらいですね。女子プロでもなかなか259ヤードは出ませんから。何よりスマッシュファクター1.49はロボット並みにミート率がいいです!叩いたときにシャフトが動きすぎないのがミート率のよさにつながっています。クラブが補正するというよりは、自分の力でしっかり叩ける人がコントロールしやすいクラブです。スイートエリアが広くて芯でミートしやすい。このヘッドの挙動とシャフトの挙動のマッチングがいいです。

 

 

ST200かST200Xかはヘッドスピードで選ぶ

今回試打した2本はフレックスが違いますが、ST200とST200Xは基本的にはヘッドスピードで使い分けるのがいいと思います。ST200はヘッドスピード43m/s以上の人が打ったときに低スピンで飛距離が稼げます。ST200Xはヘッドスピード38~42m/sくらいのアマチュアのヘッドスピードで打ったときにキャリーが出ます。ヘッドスピードが通常くらいの人はST200X、ヘッドスピードが速い人はST200がおすすめですが、もちろん迷ったら両方打ってみてください。適正なスピン量、適正なキャリー、シャフトとの相性があります。

 

僕自身が使うとすれば、元気なときはしっかり叩けるST200、少し楽にゴルフをしたい、普段通りのプレーがしたいときにはST200Xを選びます。ヘッドスピードでクラブの性格がはっきり分かれています。これがミズノST200シリーズの特徴です。

 

 

 

マーク金井 (プロフィール )

1958年9月16日生まれ身長183センチ、 大阪府出身、血液型A型。ゴルフ雑誌編集者を経てフリーに転身。これまで試打したクラブは1,000本を越える。豊富な知識とシングルの腕前でクラブの試打&レポートをゴルフ雑誌やネットで展開。

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