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マーク金井の試打職人

【ゼクシオ11&ゼクシオエックス】ゼクシオ2020年新作ドライバー打ち比べ!<スッパ抜き試打!>

 

ゼクシオイレブンは前作ゼクシオテンとどう変わった?

今回試打するのは11代目のゼクシオでございます!ゼクシオは2年に1回モデルチェンジします。前作の10代目はゼクシオテンでした。今回は2モデルあります。ゼクシオテンの後継モデルのゼクシオ11(イレブン)、そして新たに出たゼクシオX(エックス)というモデルです。ゼクシオテンの時はXと書いて10(テン)と読みましたけれども、今度はXと書いてエックスです。ミヤザキモデルという少しハードなモデルがありましたが、エックスは恐らくそれを意識しているのだと思います。

前作の10代目ゼクシオは、ゼクシオテンとゼクシオテンのミヤザキモデル。

このふたつはヘッドはほぼ同じで色が違います。ミヤザキは黒、テンは青で従来からあるゼクシオの色ですね。シャフトは、テンはオリジナルのMP1000。ミヤザキはミヤザキシャフトMiyazaki Waenaがついていてハードになっています。

ところが11代目はイレブンとエックスではヘッドの基本設計も違います。シャフトは、イレブンは純正のMP1100、エックスはエックス用のシャフトです。ミヤザキのシャフトMiyazaki AX-1が入っています。ミヤザキモデルの後継機種がゼクシオエックス。ゼクシオテンの後継機種がイレブンとなります。 今回もトラックマンで計測して試打します。ボールはネクスジェンのD-SPEC!ディスタンス系のDです。

 

 

★ダンロップ ゼクシオ イレブン ドライバー 10.5° ゼクシオMP1100(R)★

 

じゃあ早速打っていきましょう。まだ一発も打っていません!すごい楽しみです。シャフトは、やはりゼクシオならではのしなやかなしなりで、先の方が大きくしなるので先中調子ですね。前作とちょっと違うのが、ゼクシオテンはクラウンのフェース側にシルバーの部分が多いデザインでしたが、イレブンでは少し減っています。割とオーソドックスな顔に戻りました。 ワッグルするとしなやかにしなります。今回のゼクシオの目玉が、グリップエンドにウェイトが配置されているのです。

これはですね、ご存知の方もいらっしゃいますけど、ゼクシオが初めてというわけではなく、ヨネックスもやっていますしそれ以外のメーカーでもあります。だだまあ、ダンロップはオリジナリティーがあるとアピールをしています。グリップエンドに重さがあるんですけど、すごく重いわけではないです。何も言われなかったら分からない人もいるかもしれません。 少し軽めにいきます。シャフトは純正の10.5°(R)です。ちょっとフックフェースですね。打ってみましょう。まずはヘッドスピート40m/s弱ぐらいから。おお、結構いい感じですね。前言撤回!振るとグリップエンドのウェイトの効果を感じます。びっくりしました。グリップエンドのウェイトがよく効いていますね。振りやすいな。感じますね、ウェイトの効果。もう一発。うん、いい感じですね。とにかくインパクトのタイミング。手元が少し重いことでトップからインパクトのタイミングが取りやすいです。ゼクシオは以前はグリップを軽くしていたんですよ。あまりグリップが軽いと手元の軌道が安定しないんですけどね。今回はグリップ重量はそんなに重くないんですけど、このエンド側を重くすることで非常にバランスが良くなっています。もう一発いきます。あぁ~打ちやすい!OK!さずがゼクシオ!ヘッドスピード44.2m/s。ちょっと速めの女子プロくらい。

なんと初速が64.9。何より良いのがランチアングルの12.6°でスピンが2310。距離が265ヤードで、球がほぼストレート。スマッシュファクタ、ミート率1.47。ミート率っていうのが非常に大事なところです。タイガー・ウッズもZOZOの試合で言っていましたね、ボールを必ず芯でとらえなさいと。そうなんですよ。高反発のエリアをいくら広げようが、やっぱり芯で打った方が飛ぶわけです。芯で打つために一番大事なのが手元の軌道なんです。グリップエンドのウェイトを侮っていました。さっきも言いましたが前言撤回です。そんなに重さを感じるわけじゃないんですけど、できれば、ありとなしを比較して打ってみたいくらい雰囲気が変わりました。すごいね、265ヤード!トラックマンではなかなか出ない数字ですよ。びっくりしました。そして、Rシャフトで44m/sで振ってもあまり違和感がない。

もちろんシャフトは柔らかいですが、ヘッドスピード44m/sくらいの人はRシャフトでも全然問題なく打てます。

 

 

★ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー 10.5°Miyazaki AX-1(S)★

 

続いてゼクシオエックス。シャフトはイレブンよりは硬いですけど、ゼクシオテンのミヤザキシャフトに比べるそんなにどうしようもないくらい硬いんじゃなくて、こうやって山を作るようにしならせると先の方がしなりますね。

イレブンよりはしっかりしていて、先端構成を変えているなっていうのが分かります。ゼクシオエックスのグリップエンドにもWEIGHT PLUSが入っています。ヘッドが黒で、精悍な感じですよね。フェースの向きはこちらの方が真っ直ぐに近いですね。

打ってみましょう。音が!びっくりしました。音がしっとりしています。上級者向けのドライバーという感じで、ゼクシオの音と全く違います。

エックスの方が低スピンが打ちやすい感じがします。びっくりしたな、全然違う。ミヤザキモデルとは全く違います。音がしっとり。

数値もいい感じですね。ロフトは同じ10.5°ですが、エックスの方が打ち出しはちょっと低めで、スピンも少ない。明らかにエックスの方が、ヘッドスピードが速い人が飛ばせる。だからヘッドに関して言うと、ヘッドスピード別設計。年齢というよりはヘッドスピードで選ぶといいんじゃないですか。ゼクシオエックスは40 m/sくらいの人が打つよりも43m/s以上の人向けです。

これね、打ち分けて分かりました。 ゼクシオの説明会では年齢層を言っていましたが、ヘッドスピード別ですねこのヘッドは。音に関していえば、エックスをヘッドスピードが遅い人が打つと、ちょっとなんか静かだなと感じると思います。逆にイレブンはヘッドスピードが速い人が打つと少し音が大きいなと感じるかもしれません。ヘッドスピードに対して適正な音ですね。エックスはしっとりとしたヘッドスピードが速い人が好む音になっています。イレブンは今までのゼクシオの中でもカキーンという音がする。これは私の独断と偏見ですが、ヘッドの基本特性でいうと、ゼクシオイレブンはヘッドスピードが37~41m/sぐらいまでの人向けに、どうやったら飛ばせるかということを考えて作られています。

ゼクシオエックスは43m/s以上の人でゼクシオ使ってみたいなという人が打った時に、最適な音、最適な弾道

前作ゼクシオテンはシャフトだけで変えていましたが、今回はヘッドスピード別でヘッドを完全に変えています。

 

 

★ダンロップ ゼクシオ テン ドライバー 10.5° ゼクシオMP1000(R)★

 

前作ゼクシオテンの打ち比べもやってみましょう。まずはゼクシオテンから行きます。これはゼクシオらしいですね。打ってみます。ゼクシオらしい音!非常にバランスが良いです。でもやっぱり、手元がね~。イレブンのグリップを着けたくなりました。どっちが飛ぶと言われたら、それは打ち方によっても変わりますけども、イレブンの方がよりスイングがしやすい。

ただ10ヤードも変わるかと言われたら、そこまでは変わりません。私はゴルフパートナーで中古クラブを買うのが好きなのですが、甲乙つけがたし。よりスイングのよさを求めるなら迷わずイレブン。お手頃価格でゼクシオを使いたい、ゼクシオの爽快な音を感じたいという人はゼクシオテンを買ってもいいと思います。飛距離性能が悪いわけじゃないですし、打てば気持ちよさ、ゼクシオのよさを体感できる。皆さんの懐事情も当然考慮して選んでほしいですが、ゴルフパートナーの場合、新旧両方買えるんですよね!両方いけるということは、マニアであれば両方買ってみて打ち比べというのも良いんじゃないでしょうか。

 

 

★ダンロップ ゼクシオ テン ドライバー Miyazaki Model 10.5° Miyazaki Waena(S)★

 

続いてミヤザキモデルと比べてみましょう。これは本当にシャフトがしっかりしている。こっちの方も音が出ますね。ゼクシオの音ですね。

ミヤザキモデルはヘッドの色が違うだけで、音とか内部構造は普通のゼクシオテンと全く同じです。違いはシャフト。なのでゼクシオテンの音が欲しい人、カキーンという音が欲しい人にはゼクシオテン。結構しっかりしたクラブを使いたい人にはミヤザキモデルのゼクシオテン。それでもやはり、ヘッドを含めてより最適弾道、よりきめの細かさとか手応えにこだわるならゼクシオエックス。ゼクシオテンミヤザキモデルとゼクシオエックス、どちらを選ぶかというとヘッドスピードが速い人にはエックスをおすすめしますね。ただ、シャフトにこだわりたい人でリーズナブルな価格でいきたいのであればミヤザキモデルでもいいんじゃないかと思います。

 

打ってみてグリップの違いを体感してみては?

 

もちろんヘッドが、ヘッドスピードに最適に作られているというのもびっくりしたんですけれど、本当に、このグリップエンドのWEIGHT PLUSに驚きました!ただ重くしただけでスイングが変わるというそんな単純なものではないと僕は思っていたんですけれど、思いのほか効果がある!特に軌道が不安定な人、トップが決まらない人。本当にこの重量が大事なんですけど、打てば違いが分かる。振り抜きやすい!トップからインパクトまで振るときに、手元に重量があるということでこれだけ違うというのが体感できます。ですから皆さんも、マーク何言ってんだって思っている方もいらっしゃると思いますが、このエックスとイレブンのグリップの違いは、本当に百聞は一見に如かずですから打ってみてください。

ゼクシオイレブンのヘッド、どうして2モデルも出したんだろうと思っていたんですけれど、ヘッドスピード別に最適弾道を打たせたい、スイングをよくしたいということですね。ゼクシオというブランドは、きめの細かいクラブをずっと作っていて人気がありますが、今回で11代目。20年以上トップで売れているクラブですが、今なお進化しているということを実感しました!

 

 

マーク金井 (プロフィール )

1958年9月16日生まれ身長183センチ、 大阪府出身、血液型A型。ゴルフ雑誌編集者を経てフリーに転身。これまで試打したクラブは1,000本を越える。豊富な知識とシングルの腕前でクラブの試打&レポートをゴルフ雑誌やネットで展開。

 

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