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2025.11.09
今日もトッププロのパター紹介やるぜ!
今度は真っ暗な写りだが、このパターPHANTOM X5で絶対に分かるプロ。ジャスティン・トーマス選手です。同選手と言えば、ネックが溶接のショートスラントの物が、インスパイヤードシリーズでは市販されていました。そのパター形状で発売当時は13勝のうち12勝していたようで、象徴的モデルとなっています。しかし展示品は、空洞のシャフトを使う事により、ネックの重量を大きく増やすことなく、重心角を抑える仕様のナックルネックと呼ばれるタイプ。
2022年以降はこのネック形状を使用する事がメインとなっているようです。ヘッドのトゥに入る刻印が素敵です。
さあ来ました。私の好きなプロ、DDことデビット・デュバル選手です。
同選手が活躍した時代はタイガー全盛期。この選手の輝きは忘る事ができません。ナイキのクラブの2枚看板だった事も輝きに加味されています。パターは市販されたインスパイヤードシリーズでも展示品と同形状のパターとなっています。フェースの厚みがしっかりあり、その部分で重量を稼いでいます。もちろん打球感もゴツっとした雰囲気になります。そして、ソールからフェース裏にかけて貫通している部分(スリット)はキャメロンではビーチと呼ばれますが、打球音を少し高く響かせる効果があり、その相殺で同選手の好みの打球感を作り出しているという事です。
フェースヒール側に入る、縦のスコッティキャメロンの刻印。バーティカルスタンプと呼ばれています。特別なお印です。タイガーのパターもそうですね。
ショートパットの潔さとタッチ、見習いたいです。やるしかねーな。パチンとヒットしてやるぜ。そんな意気込みを胸に...
パトリック・キャントレー選手です。2020~2021シーズンの年間王者です。
あと欲しいのはメジャーだけかな。2025年はマスターズ以外の3つで予選落ち。2026年奮起を期待しています。
そんなメジャーになかなか手に届かない選手がいる中、こちらの選手は5つ!ブルックス・ケプカ選手ですね。
トレリウムと呼ばれる銅を含んだ金属インサートを、フェースの裏側にボタンで留めているような構造から、ボタンバックと付けられたパターがメインパターです。
同選手の打球痕の位置はフェースのだいぶ上の方に付いていまして、(展示品では分かりません)ロフトを相当殺して(ディロフト)してパッティングしていると推測される選手です。ショットともリンクするような動きでしょうか。
続いては、パッティング巧者の日本人選手、小平智選手です。ラインに乗せるのが上手いという印象です。魔術師ですよ。
そして、バレロテキサスオープンの優勝は素晴らしい出来事でした。再びPGAの舞台へチャレンジされるようで、PGA初優勝もそうですが、何かきっかけがあると良いのでしょう。
さあ、ここからは美しいパターの2連荘です。まずは、そのカラーを見て一目で理解できるティファニー&Co.
そしてグラフティ(落書き)と呼ばれる、手書きの溶接痕がバックフェースに乗るパター。写真もブレてブレて落写真だぜ。
そして、再び選手のパターに戻ります。こちらはウィル・ザラトリス選手ですね。あの松山選手が優勝したマスターズで、ぐいぐい伸びてきて恐怖を感じた選手(笑)最終的に2位。あの時ほど、人のプレーで叩け~叩け~と願ったことはありません。よくないですね。相手に叩けと思った瞬間に、自分の事に集中できていないからです。このキャメロンフェスティバルの連載ブログ中、何度も邪(よこしま)邪(よこしま)言うてますが、後ほど回収していきます。しばらくお待ちください。
続いて、全くニューポートとかのイメージが無い宮里優作選手です。すいません。
近年は長尺パターのイメージです。そんな同選手は何かの雑誌で、長尺は体幹が物凄く必要なので、アマチュアには使いこなせないだろう的な事を仰っていました。確かにあんな長い物、ぽっと使える物ではないですよね。
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分かるんだな、この選手も。マックス・ホーマ選手です。
写真は全てタイトリスト契約の時代の物ですが、2025年初頭からはコブラ契約の選手となっています。2023年には世界ランキング5位まで到達した同選手ですが、現在120位。復活が待たれる選手です。
お次は髪型で分かるぞ!チャーリー・ホフマン選手です。同選手も現在は世界ランキング172位と下位に沈んでいます。輝きはどこだったのかwikiを眺めます。2017年マスターズの初日、後続に4打差をつけてロケットスタート。3日目まで首位。4日目のスタート時もJ・ローズ選手とS・ガルシア選手に2打差を付けていた。ありました、そんな年。優勝者はガルシア選手でした。
FUTURA T6Mというパターが展示されていましたが、こちらも丸みを帯びているので、ハンドグラインドされていると思われます。
さっ再び、休憩に入りましょう。
直筆のイラスト。どうしたら右のフューチュラなんて形状を思いつくのでしょうか...
パターカバー、ヘッドカバーの類はいったい全体、今まで何千、何万種類発売したのでしょうか。
そのデザインの豊富さに驚かされます。
アイデアとそのパワーの源は何なのか。この後の展示でもその一端に触れることになりますが、機能、本質、伝統、そして遊びです。ビジネスには遊びが必要です。
長かったブログの旅も残すところ、プロパターの展示2本、キャメロンさんの発想の源の展示、ショップでのお買い物、そして表彰式で終わりになります。
次回!最終回スコッティ・キャメロンフェスティバル2025(2日目その⑧)お楽しみに!?

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